TPP合意で農業へのメリットデメリットは?健康保険が廃止されるって本当?

少し前のニュースになりますが、長い年月がかかりましたが、ついにTPPが合意されましたね!TPPの内容もだんだんと明らかになっています。

ニュースではなにかと関税の事ばかり取り上げられますが、実はこのTPP合意によってそれ以外にも様々な事が変わるんです!

そこで今回は、農業と健康保険に関する事を中心にTPPについて詳しく調べてみました!

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1:TPPって何?簡単に解説します!

まずはそもそもTPPとは何か?簡単に解説していきます。

TPPと英語表記ではTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement または単に Trans-Pacific Partnershipと表記され、略称でTPPと表記します。

日本語に訳すると、環太平洋戦略的経済連携協定または環太平洋パートナーシップ協定といいます。

TPPは、環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定 (EPA) であります。具体的に言うと、関税(自国の産業を保護のため、輸入品にかけられる税金)分野、非関税分野(投資,競争,知的財産,政府調達等)など様々な分野に関して環太平洋の国々での自由貿易を目標にする経済連携協定の事を指します。

ざっくり言うと、自由貿易のために、関税分野では参加国同士の関税はできる限り撤廃して、関税以外の分野も共通のルールに則って進めていきましょうという協定なんです。

もともとは、2005年6月3日にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国間で調印し、2006年5月28日に発効された小さいEPAだったのですが、これにアメリカ合衆国や日本等が参加を表明し、合計10カ国が参加する事になりました。長い交渉の末、ついに2015年10月5日に大筋合意に達しました。

2:TPP合意で農業へのメリットデメリットは?

それでは、今回のTPP合意により、日本国内の農業へのメリットとデメリットはどうなるのでしょうか?

まずメリット面で言うと、日本の農家が自分の農作物を世界に売りにいける事です。

現在の日本の農作物でも世界で高い評価を受けている物があります。例を挙げると、りんごがそうです。

なんとその生産量は約50万トンにもおよびます。その中の2万トン近くのりんごが海外へ輸出されていて、その中でも約95%が台湾向けに輸出されていて台 湾は青森りんご最大輸出先の1つだと言えます。青森りんごの大きさ、色、味、形が旧正月の時期の台湾において贈答用商品としての需要が高く、台湾でも最高 級の評価を受けています。

文章引用:http://ca-ringo.jp/

果物では、他にもイチゴやメロン柿も世界で高い評価を受けています。果物以外ですと、日本の牛肉も和牛として最近世界に輸出し始めています。

TPPを機に、日本の農家が世界に輸出するために、より良い農作物を作っていけば、現状より大きく儲けていく事が可能になっていきます。

また、煩わしい貿易手続きについても、共通のルールに則って進めていくため、TPPが進めば、ますます外国の貿易が進めやすくなります。

それでは、デメリット面は何でしょうか?

第一に、海外の安い農作物が入ってくるので、日本の農作物が外国の農作物に負けてしまう可能性があります。つまり、日本の農家が失業してしまう恐れが出てきます。

日本の農家を守るために、膨大な予算を組む必要が出た場合、財源状態が悪化する懸念が出てきます。

加えて、日本の農家が失業してしまうと、日本の食料自給率が低下する可能性も出てきます。

また、規制緩和によって食品添加物や農薬、遺伝子組み換え食品についてのルールが緩和される可能性があり、そうなると日本の食の安全が脅かされる可能性が出てきます。

3:TPP合意で健康保険が廃止されるって本当?

関税に関する事に関心が集中していますが、TPPは関税分野のみならず非関税分野でもルールが変わる可能性があります。その1つが保険分野です。

日本は、国民皆保険制度により、治療を受けても自己負担は3割で済んでいます。また、この制度により日本の医療は健康保険でみることができる範囲で診療(薬や材料も含む)を限定しています。

しかし、この制度はアメリカ等の諸外国の保険業者にとっては障害になります。この制度があると保険が売れないですから。

そこで、TPP合意により予想されるのが混合診療の解禁です。

混合診療とは、健康保険の範囲内の分は健康保険で賄い、範囲外の分を自己負担で費用を支払うことで、費用を混合させることを言います。

現在の日本では、混合医療を認めていないため、もし保険に適用されてない先進医療や高度医療を受ける場合や国が承認していない薬を使う時も、現在の制度では全額自己負担となっています。

もし、混合診療が解禁になると、メリットとして上記のケースの際に、自己負担額が減るので患者の経済的な負担が減るというメリットがあります。

当然、デメリットの部分もあります。

1つ目には、財源不足を理由に、公的医療の適用範囲を狭めていく可能性があります。すると、民間の医療保険が入るのが一般的になり、長生きの人が増える等で保険料が値上げされる可能性があります。こうなると、患者の医療費が(結果的に)増加する可能性があります。

また、民間の医療保険に入るのが一般的になると、公的医療が不要になってくるのでそうなると国民皆保険制度が消滅する可能性があるのです。

他にも、安全性や有効性が十分でない危険な薬や治療を受ける人が増えるリスクもあります。

関税以外の分野ではTPP合意によってどのように変わっていくのかがまだわからないのですが、医療は国民の命に関わりますから、国民のためになるような制度になってほしいですね。

3:まとめ

というわけで今回は、農業と健康保険に関する事を中心にTPPについて紹介しましたがいかがだったでしょうか?TPPってよくニュースになるんですけど、関税については熱心に報道されてるのにそれ以外の分野についてはまったくと言っていいほど報道されてないんですよね。個人的には、関税も知りたいですけど、色々とルールが大きく変わるのでそれ以外の分野ももっと知りたいんですけどね。(^_^;)

今回の記事を通じて、少しでもTPPについて知ってもらえたら幸いです。皆さんも、TPPの今後の動きに注目してみてはいかがでしょうか?!

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