軽減税率のメリットとデメリットは?海外の事例は?簡単に説明します

今年ももうすぐ終わりですね!皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、今年ももうすぐ終わりの所に、最近政治で軽減税率をどうするかで話題になっていますね!調べてみると、どうも消費税を10%にする時に導入を検討してるみたいですが、現時点では正式な導入時期は決まっておりません。また、公明党が強くこの制度の導入を求めていますが、どのような制度なのか皆さん理解されていますか?

そこで今回は、最近政治で話題になっている軽減税率について簡単に説明します!

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1:軽減税率って何?海外の事例は?

まず軽減税率とは何なのでしょうか?

簡単に言うと、生活に欠かせない生活必需品等の特定の品目や商品に対して通常の税率より低く定める税率の事を指します。

現在の日本の消費税は、すべての商品やサービスに一律に同じ税率を適用していますが、低所得者の負担が相対的に大きくなっている現状があります。そこで、生活に欠かせない商品やサービスに対しては税率を低くする事により負担を緩和させる狙いがあります。

諸外国では、すでに軽減税率を導入している国もあります。特に消費税の税率が高いヨーロッパの多く国で導入されています。

例えば、ドイツでは標準税率は19%ですが、食糧品・飲料水・新聞・書籍等の生活必需品に対しては7%の軽減税率を採用しています。

イギリスでは、標準税率は20%ですが、生活必需品に対してはなんと消費税がかかりません!税金の額が大きい住宅にもかからないので羨ましいですね・・・・。

2:軽減税率のメリットとデメリットは?

軽減税率のメリットとデメリットは何なのでしょうか?

メリットとしては、なんといっても我々国民に税金の負担が減るのを実感しやすい点です。

そりゃそうですね。日常生活で必要な物の税率が低くなるんですから、買い物すればその恩恵をわかりやすく感じます。税金減るのはありがたいですよね~。

これにより収入の中で生活必需品の割合が多い低所得者に恩恵を授かれるというメリットもあります。

デメリットを述べると、まず第1に軽減税率適用の線引きが極めて難しい事です。

野菜を一例に挙げると、ブロッコリーはどうでしょうか?パプリカは?にんにくは?管理人で言えば、ブロッコリーはそこそこ食べますけど、生活で必需かと言うと・・・。パプリカなんて使わないですし、にんにくもチューブぐらいですね。もちろん欠かさず消費している人もいるでしょうけど、これらもすべての国民の生活に欠かせない物と言いきって良いのでしょうか?

さらに同じ野菜でも、大根や白菜は、1本まるまるもあれば、半分や4分の1にカットされてるのも売られていますが、全部適用すべきでしょうか?もうちょっと範囲を広げると、あらかじめ加工されてるカット野菜やサラダも適用されるべきでしょうか?

野菜を一例に挙げましたが、同じ品目でもどれを適用すべきなのかを決めるのは大変難しい作業です。ましてや品目以外にどのサービスや商品に適用するかを検討となったらもう大変です。

このややこしさはすでに軽減税率を導入されている諸外国にも言えます。

フランスを例に挙げると、チョコレートでもカカオの含有量が少ない板チョコ等には「生活必需品」として軽減税率が適用されますが、それ以外のチョコレートは「ぜいたく品」として標準税率が適用となります。

他にもドイツでは、店内で食べると「外食」と見なされ、標準税率が適用されますが、お持ち帰りだと「食料」と見なされ「生活必需品」として軽減税率が適用されます。

もしこんな軽減税率が導入されたら、管理人絶対何度も勘違いします。苦笑

店員も勘違いしそうですね。そうなるとサービスの低下も招きクレームも殺到しそうですね・・・。

また、品目やサービスによって税率が変わるので企業や省庁の事務負担が増えます。特に中小企業はこの事務負担がかなり大きくなる事が予想されます。

さらに、軽減税率はどの業界でも適用されて欲しいですから、各業界からの圧力や利権の温床になりかねます。これらをはねのけて、政府はきちんと公正に決めてくれるのでしょうか?

後は単純に、生活必需品の税率が下がるので、場合によって国の税収が下がる恐れがあります。そうなるとさらなる税金の引き上げの可能性も出てきます。

そしてとどめを刺すような事を言うと、

この軽減税率という制度、低所得者よりも高所得者のほうがトクな制度なんです。低所得者対策としてあまり有効ではない制度なんです。

軽減税率導入の意義を全否定する発言になりますね・・・。この理由について説明します。

当たり前ですけど、生活必需品は低所得者だけでなく高所得者も購入されます。もちろん、高所得者の中には毎日外食で生活必需品がいらない人もいるでしょうけど、食料品の「金額」だけで言えば、高所得者のほうが大きいのです。

例えば年収300万円の人と1000万円の人と比べれば、食料品の「金額」が大きいのはもちろん年収1000万円の人ですよね。実際のデータでもこの事は証明されています。

軽減税率は高所得者にも適用されて負担軽減となるので、金額で比較するとむしろ高所得者の方が軽減額は大きくなってしまう。年収1500万円以上の世帯の食費は、毎月10万2538円で、年収200万円以下の世帯では食費は3万7978円だ。2%分の軽減税率による減税額は、年収1500万円以上の世帯で は2万4600円になるが、年収200万円以下の世帯では9114円にとどまる。

文章引用:http://toyokeizai.net/articles/-/88414

なので、この軽減税率が導入されると、低所得者よりも実は高所得者のほうが恩恵が大きい制度なのです。こうなるとなんのために軽減税率を導入するのかわからないですよね。

ちなみに、専門家の間では軽減税率の導入には問題点が多いので反対している人が多いです。

3:まとめ

というわけで今回は、軽減税率について簡単に説明しましたがいかがだったでしょうか?管理人は当初は、軽減税率に賛成だったんですけど、問題点が多いのがわかった現時点では導入は見送ったほうが良いじゃないかと思うようになりました。公平・公正な税制度が理想ですけど、現実にはなかなか難しいですね。少しでも我々が納得できるような税制度ができるといいですね。皆さんも、軽減税率の今後に注目してみてはいかがでしょうか?

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